■ 第4章 こだわりの「文面づくり」


1. 文面を作成する
2. 文章を挿入する
3. イラストを挿入する
4. 凝ったデザインにする
5. デジカメやスキャナから画像を取り込む
6. 文面の印刷をする

「文面づくりの手順」
@ 文面を表示する
 
A 文章を挿入する
 
B イラストを挿入する
 
C 効果文字、図形を挿入する


1: 文面を作成する
ハガキの文面(裏面)づくりは、ハガキづくりの見せ場ともいえます。ここでは、ハガキの文面を作成して印刷するまでを説明しますが、封筒などの郵便物や定型サイズのフリーフォームでも、同じ手順で文面を作成することができます。
「文面」ウィンドウとツールバーの使い方
 
「筆休め2005」を起動すると、前回の終了時に表示していた状態で、各ウィンドウが表示されます。
文面を表示する
[文面]ウィンドウが表示されていないときは、画面左の[宛名と文面を並べる]ボタンをクリックします。
@ タイトルバーにはファイル名が表示されます。
A 点線の枠は、プリンタに設定されている印刷範囲の大きさになります。
注意
用紙サイズの点線が印刷範囲です。この枠内に文章やイラストを配置してください。あらかじめプリンタの設定で、用紙サイズを選択しておいてください。
ヒント
文面には、イラストと文字がセットになった文面の完成サンプルを挿入することができます。ツールバーの[文面デザイン]をクリックすると、[文面デザイン]ダイアログボックスが表示されます。
@ ハガキの種類を選択します。
A 希望する文面をクリックします。
B スクロールして表示を移動します。
サンプルをダブルクリックするか、選択してから[OK]をクリックすると、選択した文面が挿入されます。サンプルの挿入後でも、文章の修正ができます。
参照
文章の修正は、第4章の「2 文章の書式を設定する」をご覧ください。
詳しくはコチラ
2 文面の作成と保存
 
文面を開く
@ 別の文面ファイルを開くには、ツールバーの[開く]ボタンをクリックします。
 
A [ファイルを開く]ダイアログが表示されます。編集したい、 文面ファイルを選択し、[開く]をクリックします。
 

補足

文面を表すファイルの拡張子は「fyb」です。
文面を新規作成する
@ 文面を新しく作成するときは、ショートカットバーの[新規作成]-[文面]ボタンをクリックします。
 
補足
現在表示されている文面の変更が行われているときは、文面を保存するかどうかのダイアログボックスが表示されます。変更を保存するときは、[はい]をクリックしてください。

A

文面の種類を選択し、[OK]をクリックします。
 
種類により文字方向が指定できます。
文面の種類が表示されます。
種類により用紙方向が指定できます。
ヒント
上記Bで、文面の種類として[往復ハガキ 返信]を選択すると、差出人の情報が表示されます。
郵便番号上をダブルクリックすると、[郵便番号の書式設定]ダイアログボックスが開きます。
差出人の表示上で右クリックすると、[全体書式設定]や[オプション]ダイアログボックスが開きます。
参照
[郵便番号の書式設定]
ダイアログの設定
詳しくはコチラ
[全体書式設定]ダイアログの設定
詳しくはコチラ
[宛名・差出人設定]ダイアログの設定
詳しくはコチラ
文面を保存する
作成した文面は保存しておくことにより、後で再び使用することができます。
@ [ファイル]-[別名で保存]をクリックします。
 
補足
保存済みのときは、ツールバーの[上書き保存]ボタンが選択できます。
A 次のダイアログが表示されます。文面を保存するフォルダと名前を指定し、[保存]をクリックします。
 
ヒント
文面は、「筆休め2005」のファイルとしてではなく、外部ファイルとしても保存できます。[ファイル]-[他の画像形式で出力]をクリックすると、次のダイアログボックスが表示されます。
 
画面の解像度で保存されます。
現在設定されているプリンターの解像度で保存されます。
保存形式を選択します。
保存形式を選択してから、外部ファイルとして出力するためのフォルダと名称を指定します。外部出力したデータは、[挿入]-[イラスト・写真]で、グラフィックとして文面や宛名面にドラッグ&ドロップで挿入することができます。
補足
外部出力できるファイル形式は、Windows Bitmap(.bmp)、JPEG/JFIF(.jpg)、FlashPix(.fpx)です。




2:文章を挿入する
文面に挿入する文章を作成します。
文章を入力する
 
文章を選択する
@ ツールバーの[文章]ボタンをクリックします。[文章]ダイアログが表示されます。
 
文章を入力します。
補足
文章は宛名面にも挿入できます。
補足
ショートカットバーの[文章を編集]をクリックして、[文章]ダイアグロを表示することもできます。
A [文章]ダイアログの[文例集]をクリックします。
B [文例集]ダイアログが表示されます。[種類]欄右側のボタンをクリックし、表示される一覧から文例の種類を選択します。
 
補足
サイズ、フォント、太字、斜体といった目に見える形の違いを書式といいます。[文章]ダイアログでは、挿入する文章とその書式を設定します。
C 選択した種類に属する文章が表示されます。利用したい文章を選択し、続いて[OK]をクリックして、[文章]ダイアログに戻ります。
文章を挿入する
[文章]ダイアログに編集した文章が表示されています。[OK]をクリックすると、[文面]ウィンドウに文章が挿入されます。

 

2 文章の書式を設定する
 
[文章]ダイアログの[書式設定を表示]をクリックすると、各種の書式が設定できます。
@ 文字(行)の方向を指定します。
A フォントを指定します。
B 文字のサイズと色を指定します。
C 文字と行の間隔を指定します。
D 段落の配置を指定します。
E 文字飾りを設定します。
文字方向を設定する
[縦書き]、[横書き]いずれかをクリックして文字方向を設定します。
[縦書き] [横書き]
フォントを選択する
「筆休め2005」のインストール時に選択したセットアップ方法により、選択できる書体は異なります。
@ 書体名をクリックします。
A ここをクリックします。
B スクロールして希望する書体名を表示させます。
文字のサイズと色を指定する
文字サイズは、5ポイントから128ポイントまでの範囲で指定できます。
@ ここをクリックします。
A スクロールして、希望するサイズをクリックします。
補足
MS PやHG Pの「P」は、プロポーショナルの略です。プロポーショナル書体は、文字の幅が文字ごとに異なり、特に英数字が美しく印字できます。
文字の色は、16色から選択できます。
B ここをクリックします。
C 希望する色をクリックします。
文字間と行間を設定する
それぞれ上のボタンをクリックして数値を上げ、下のボタンで数値を下げます。
ヒント
文面に挿入した文章が印刷枠からはみ出るようなときは、書式設定をあとから変更することができます。
文章枠内をダブルクリックします。[文章]ダイアログが再度表示されます。[書式設定を表示]をクリックして書体、サイズ、行間などを変更し、[OK]をクリックします。
 
挿入した文章の枠内をダブルクリックします。
注意
再設定したい文章枠を選択していても、メニューやツールバーから[文章]ダイアログを表示させると、新しく文章を挿入するためのダイアログしか表示されません。書式を再設定するには、文章枠内をダブルクリックするか、右クリックで表示されるメニューの[書式設定]を選択します。

3 文章を配置・調整をする
 
文章の移動:文面に挿入した文章を必要に応じて移動することができます。
@ 文章枠内にマウスポインタを置きます。
A 任意の位置までドラッグします。
改行位置の調整:文章枠内の文章が適切な位置で折り返されないときなどは、文章枠を拡大縮小して調節します。また、下のように文面の文章の上下の文字数を参考にして、調整することもできます。
B 7個の文字があります。
C 2文字分の空きがあります。
[「敬具」の後ろに7文字分の空きがあることが分かります。このため、「敬具」の前に7個のスペースを入力します。また、住所の前の2文字分の空きを削除すると、下のように調整されます。
注意
半角文字やプロポーショナル書体を使用しているときは、正確なスペース取りができないことがあります。このときは、文字のサイズを変更するか、文章枠を拡大縮小して調整してください。
4 差出人情報を挿入する
 
文面には、[差出人情報設定]ダイアログで設定されている差出人の情報を挿入することができます。
差出人を貼り付ける
@ [文面]-[差出人貼り付け]をクリックします。
 
参照
差出人の情報は変更できます。
詳しくはコチラ
補足
「文面」ウィンドウで右クリックし、表示されるメニューからも差出人の貼り付けを行うことができます。
A [差出人貼り付け]ダイアログが表示されます。差出人の文字方向を選択し、[OK]をクリックします。
 
差出人の情報が挿入されます。
ヒント
差出人枠上で右クリックすると、次のメニューが表示されます。
 
差出人の文字サイズや書体を変更します。
印刷するカード別のレイアウトを指定します。
差出人を編集します。
差出人の文字表記や配置を変更します。
注意
すべての差出人枠が選択されている状態では、右クリックしてもメニューは表示されません。一度他の場所をクリックし、1つの枠だけ選択し直してください。
参照
全体書式設定(詳しくはコチラ ) 、カード別書式設定(詳しくはコチラ ) 、宛名・差出人設定(詳しくはコチラ ) をご覧ください。
差出人の位置を移動する
@ 差出人の3つの枠をShiftキーを押しながら1つずつクリックします。
A 3つのダイアログボックスがすべて選択状態になります。そのまま適切な位置までドラッグすると、3つとも同時に移動します。
 
補足
枠外でクリックしながら、3つの枠を囲むようにドラッグしても、すべて選択することができます。
補足
差出人枠のいずれかが選択された状態でDeleteキーを押すと、差出人枠すべてが削除されます。
ヒント
[文面]ウィンドウや[宛名]ウィンドウでは、表示を拡大・縮小することができます。[表示]メニューの%表示の数字をクリックします。
 
 
 
表示が200%に拡大されます。
[表示]-[ズーム]-[全体を表示]で元のサイズに戻ります。


Copyright (C) SOURCENEXT CORPORATION ALL Right Reserved.