2:宛名面の詳細設定をする
宛名面では、宛名項目の配置や文字レイアウトの微調整など、さらに細かな設定ができます。ここでは、特定のカードを印刷するときだけ適用される設定や、宛名として保存される情報についても説明します。
指定した宛名だけの書式を変更する
 
一部のカードだけ宛名や差出人の住所・氏名が長すぎるなど、そのカードだけ設定を変えたいというときは、[カード別書式設定]ダイアログで設定を行います。
[カード別書式設定]ダイアログを表示させる
@ 画面左上のツールボタンを使って、書式変更するカードを表示させます。
A 宛名面の任意のボックス枠上で右クリックし、表示されるメニューから[カード別書式設定]を選択します。[カード別書式設定]ダイアログが表示されます。
[宛名] [差出人]のタブで、書式設定したい方を選択します。
住所の改行位置を変更します。
住所のサイズを調整します。
氏名のサイズを変更します。
住所の改行位置を変更する
[カード別書式設定]ダイアログで、まず宛先住所の改行位置を変更します。
@ [指定した位置で改行する]のラジオボタンを選択し、[改行位置指定]をクリックします。
補足
[住所1の改行位置]は、初期値では[自動改行する]が選択されています。
カードの住所の長さと文字サイズから適切な位置で自動改行されます。
A [改行位置指定]ダイアログが表示されます。ここでは9文字目から改行してみます。上側の矢印ボタンを8回クリックし、数値を9にし、[OK]をクリックします。
 
プレビューで9文字目から改行されています。
住所、氏名のサイズを変更する
@ [カード別書式設定]ダイアログの[氏名のサイズ調整]のスライダーを[大]の位置までドラッグし、[プレビュー]をクリックします。
A 次のようにプレビュー表示されます。[カード別書式設定]ダイアログで[OK]をクリックすると、変更が適用されます。
 
氏名と敬称が大きくなっています。
ヒント
差出人の設定も宛名の設定とまったく同様に行います。
補足
カード別書式設定で行った差出人の設定は、他のカードの印刷時にも有効になります。設定を解除するには、[カード別書式設定]ダイアログ下側の、[カード別設定解除]をクリックします。宛先と差出人のカード別書式が[全体書式設定]ダイアログの値に戻ります。
B ツールボタンのカード移動ボタンでカードを移動してみます。
宛先の住所と氏名は[全体書式設定]ダイアログで設定されているサイズに戻ります。
差出人は[カード別書式設定]ダイアログで設定したサイズのままです。

 

 
2 郵便番号の書式を変更する
 
郵便番号の書体やサイズ、また「?」「〒」などの記号の有無や文字間隔などの設定を行います。さらに、5桁の郵便番号枠のついたハガキ上に、7桁の郵便番号を印刷したいときも、ここで書式を設定することができます。
[郵便番号の書式設定]ダイアログを表示させる
@ 宛名面の郵便番号ボックス枠上で右クリックし、表示されるメニューから[郵便番号の書式設定]を選択します。
[宛名] [差出人]のタブで、書式設定したい方を選択します。
郵便番号の桁数を設定します。
郵便番号の記号を設定します。
郵便番号のサイズと各番号の間隔を設定します。
選択した桁数のサンプルが表示されます。
補足
郵便番号枠上で右クリックして表示されるショートカットメニューから[郵便番号の書式設定]を選択することもできます。また、郵便番号枠上でダブルクリックして[郵便番号の書式設定]ダイアログを開くこともできます。
5桁枠の郵便物に7桁で印刷する
5桁の郵便番号の枠が印刷されているハガキや封筒などに、7桁の郵便番号を定められた書式で配置するには、[変則7桁番号]を指定します。
[変則7桁番号]のラジオボタンを選択し、[OK]をクリックします。
最後の2桁が印刷される位置を示します。
注意
[差出人]タブでは、変則7桁番号の指定はできません。
郵便番号のサイズや間隔を変更する
[郵便番号の書式設定]ダイアログの[郵便番号の書体設定]欄では、郵便番号のサイズや番号間の間隔を設定します。通常は適切な位置に印刷できるように設定されていますが、変則的な枠内に印刷するときに調整します。
上3桁、下4桁の番号サイズを別々に指定します。
上3桁の番号の間隔を指定します。
下4桁の番号の間隔を指定します。
上3桁と下4桁の間隔を指定します。
補足
[差出人]タブでも、サイズや間隔の変更が同様に行えます。
郵便番号の記号を変更する
「〒」記号や郵便番号の間に使用する記号などを設定します。
初期値ではここが選択されています。
上3桁と下4桁の間のハイフンを付きます。
〒とハイフンを付けます。
右上の記号設定に応じて、番号書式の内容も変わります。
設定した記号表記のサンプルが表示されます。
注意
変則7桁番号のレイアウトを選択している場合は、「-」「〒」を付けることはできません。
補足
[差出人]タブでも、[宛名]タブとほぼ同様の設定が行えます(変則7桁番号の指定はできません)。
下のウィンドウは[差出人]タブで[「〒」と「-」を付ける]を選択し、[宛名]タブで[変則7桁表示]を選択した例です。
宛先の郵便番号が変則7桁表示されています。
郵便番号に記号が付いています。


 


3:宛名の印刷をする
[宛名]の設定が終了しましたら、印刷しましょう。一枚づつ印刷する方法と連続で印刷する方法があります。初めて印刷する時は1枚づつ、慣れてきたら連続で印刷してみましょう。
1枚づつ印刷する
 
@ [宛名]ウィンドウのタイトルバーをクリックし、メニューバーから[ファイル]-[プリンタの設定]をクリックします。
A [用紙]グループの[サイズ]、[給紙方法]を設定します。まず表示される用紙サイズのリストから「ハガキ」を選択します。続いて表示されるリストからハガキをセットするトレイを指定し、[OK]をクリックします。ダイアログが閉じます。
 
B ツールバーの[印刷]ボタンをクリックします。
 
C [印刷]ダイアログが表示されます。[宛名面]をクリックすると、[宛名印刷]ダイアログが表示されます。そのまま[OK]をクリックします。
 
D [印刷]ダイアログが表示されます。そのまま[OK]をクリックします。
 
ヒント
印字位置を微調整するには:印刷の位置が微妙にずれているときは、メニューバーから[ファイル]-[印刷条件設定]-[印刷位置微調整]を選択します。[印刷位置微調整]ダイアログが表示されます。
印字位置を下方向に移動させる距離を指定します。
印字位置を上方向に移動させる距離を指定します。
[印字位置リセット]で移動量が0に戻ります。


2 連続で印刷する
 
今度は複数のカードをまとめて宛名印刷します。
自宅宛か会社宛かを指定する
住所録カードごとに、[会社宛に出す]か[自宅宛に出す]かをクリックして選択します。[宛名]ウィンドウの内容もそれに応じて変わります。
印刷マークを付ける
印刷したいカードはすべて、一番左の[印刷マーク]をクリックしていきます。[住所録]ウィンドウにも印刷マークが青く表示されます。一覧表示の下のスライドバーを右に動かして、今年、年賀状や喪中の知らせを受けた人を確認しながら、印刷マークを付けていきましょう。
クリック操作でマークのON/OFFを切り替えます。
ここをクリックしてON/ OFFを切り替えることもできます。
参照
[一覧表示設定]で[表示項目]のチェックボックスにマークが付いている項目しか表示されません。
詳しくはコチラ
注意
年賀状を印刷する場合、[受]に喪中マークの付いたカードは印刷マークを付けないようにご注意ください。
印刷項目を指定する
@ 各ヤードの[自宅宛]タブの[連名1]〜[連名5]と[会社宛]タブの[会社名][事業所名][部署1][部署2][役職名]の右にある[ピン]を印刷したくない項目の場合、クリックして[ピン]を倒しておいてください。
印刷前にイメージを画面で確認する
@ [宛名ウィンドウのタイトルバーをクリックして選択状態にし、ツールバーの[印刷プレビュー]ボタンをクリックします。
補足
印刷プレビュー画面には[プリンタの設定]で設定されている用紙サイズで印刷イメージが表示されます。用紙サイズにハガキを設定しておいてください。
A 印刷プレビュー画面が表示されます。ここでは[閉じる]をクリックします。
 
このまま印刷を実行するときはここをクリックします。
[次ページ]、[前ページ]ボタンでカードが移動します。
2ページ表示と1ページ表示に切り替えます。
印刷を実行する
@ [宛名]ウィンドウのタイトルバーをクリックして選択状態にし、ツールバーの[印刷]ボタンをクリックします。
注意
連続印刷する前に、宛先は「会社宛」か「自宅宛」か、また「部署」「役職」などの印刷項目の「ピン」は適切に設定されているかなど、[宛名]ウィンドウで各カードの印刷状態を確認してください。
A 印刷]ダイアログが表示されます。[宛名面]をクリックすると、[宛名印刷]ダイアログが表示されます。ここでは[一覧]ウィンドウの1から11番目までのカード内で、指定したカードのみ連続印刷します。まず、[範囲指定]のラジオボタンをクリックして選択します。
 
B 印刷を開始するカードの番号と、最後に印刷するカードの番号を入力します。
C [マークで選択したカードのみを印刷]のチェックボックスをクリックして選択し、最後に[OK]をクリックします。
D これで、カード番号1から11までの連続印刷が開始されます。印刷マークを付けなかったカードは印刷されません。
注意
[マークで選択したカードのみを印刷]を選択状態にしないときは、印刷マークの有無にかかわらず、指定した範囲内のすべてのカードが印刷されます。
ヒント
年賀状の宛名印刷時のみ喪中マークを検出すると「喪中のひとの印刷をしますか」ダイアログが表示されます。
参照
[印刷マーク]などの履歴を残す場合は、印刷終了後、住所録を上書き保存してください。
詳しくはコチラ


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