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W32/Nachi.worm (ナチ)(別名:MSブラスト.D、ウェルチ)

種別 : インターネットワーム
危険度 :
主な発病 : 他のパソコンへの不正アクセス
発見日時 : 2003年8月18日
McAfee.com ウイルススキャンオンライン」で検出・駆除可能。


「W32/Nachi.worm」ウイルスとは?

Windowsのセキュリティホールを狙って増殖するウイルスです。


感染した場合の症状
ネットワーク上のICMPトラフィックに大きな負荷がかかり、パソコンの動作やインターネットが遅くなる可能性があります。
お客様のパソコンがMSブラスト(ラブサン)に感染している場合、そのウイルスを検知し、取り除きます。
  *上記のような動作をするとは言え、コンピュータウイルスであることにかわりはありませんので、下記の方法で必ず対処してください。

対処方法
「McAfee.com ウイルススキャンオンライン」は、すでにこのウイルスに対応済みです。アップデートがお済みでない方は、すみやかにアップデートしてください。

【アップデート方法】
1. 画面右下のタスクトレイのアイコンをダブルクリックし、「McAfee.com セキュリティ・センター」を起動します。
2. 画面上の[アップデート]ボタンをクリックします。
3. 次の画面の[今すぐ確認する]をクリックします。
4. アップデートがお済みでない場合は、アップデートを開始する画面が表示されます。画面の指示に従ってアップデート操作を行なってください。アップデートがお済みの場合には「ご使用のMcAfee.com製品は、すべて最新です」と表示されます。
  スキャンエンジン4.1.60以上、ウイルス定義ファイル4.0.4286以上でこのウイルスに対応します。  
    バージョン情報の確認方法はこちら
 
注意:Windows2000、XPをご利用の方は、Micorsoftから提供されているWindows の重要な更新(MS03-026)をあわせて適用する必要があります。パソコンによっては、「MSブラスト(ラブサン)」の時と同様に、「クラッシュの悪循環」に陥ってしまう場合があります。つまりパソコンが再起動される度にSVCHOST.EXEがクラッシュし、ユーザーに残された時間は、次の再起動までのわずか60秒になってしまいます。 例えウイルスを駆除した場合でも、上記の適用をしていないパソコンでは上記の悪循環が繰り返し発生する可能性があります。
     

ウイルス詳細情報
W32/Nachi.wormは、Windowsのセキュリティホールを狙って増殖します。 ターゲットとなるセキュリティホールは以下の2つです。
  ・RPC DCOMの脆弱性(修正ファイルMS03-026がマイクロソフトのwebサイトよりリリースされています。)
  ・NTDLL.DLLの脆弱性(修正ファイルMS03-007がマイクロソフトのwebサイトよりリリースされています。)
  *MS03-026は、2003年8月11日に発生した「MSブラスト(ラブサン)」が攻撃するセキュリティホールでもあります。
 
MS03-026の修正ファイルをダウンロードし、インストールしようとします。 このウイルスは、以下のファイルのうち一つを自動的にダウンロードし、Windowsのセキュリティホールの修復を試みます。(ただし、Windowsの言語環境が英語、中国語、韓国語のときに限られます。日本語環境では修正ファイルのインストールは行なわれません。)
 
http://download.microsoft.com/download/6/9/5/6957d785-fb7a-4ac9-b1e6-cb99b62f9f2a/Windows2000-KB823980-x86-KOR.exe
http://download.microsoft.com/download/5/8/f/58fa7161-8db3-4af4-b576-0a56b0a9d8e6/Windows2000-KB823980-x86-CHT.exe
http://download.microsoft.com/download/2/8/1/281c0df6-772b-42b0-9125-6858b759e977/Windows2000-KB823980-x86-CHS.exe
http://download.microsoft.com/download/0/1/f/01fdd40f-efc5-433d-8ad2-b4b9d42049d5/Windows2000-KB823980-x86-ENU.exe
http://download.microsoft.com/download/e/3/1/e31b9d29-f650-4078-8a76-3e81eb4554f6/WindowsXP-KB823980-x86-KOR.exe
http://download.microsoft.com/download/2/3/6/236eaaa3-380b-4507-9ac2-6cec324b3ce8/WindowsXP-KB823980-x86-CHT.exe
http://download.microsoft.com/download/a/a/5/aa56d061-3a38-44af-8d48-85e42de9d2c0/WindowsXP-KB823980-x86-CHS.exe
http://download.microsoft.com/download/9/8/b/98bcfad8-afbc-458f-aaee-b7a52a983f01/WindowsXP-KB823980-x86-ENU.exe
 
自身もウイルスでありながら、「MSブラスト(ラブサン)」ウイルスを駆除します。 プロセス上の「MSBLAST.EXE」を探し出し、停止させることで、「MSブラスト(ラブサン)」ウイルスの駆除を試みます。
  *上記のような動作をするとは言え、コンピュータウイルスであることにかわりはありませんので、感染した場合は必ず駆除を行ってください。
 
このウイルスは自己消滅型ウイルスです。
  2004年1月1日になると、自身を削除するようにプログラムされています。
   
その他の症状
  MS03-026の修正ファイルが施されていないパソコンは、ウイルスに感染したホストマシンから過剰な負荷がかかりやすくなります。ウイルスに感染したパソコンは、自身につながれたサブネットワークマシンのポート番号135番のRPCサービスにパケットを送ります。パケットを受信したパソコンがMS03-026の修正を施していない場合、そこに大量の負荷をかけ、そのパソコン上のRPC機能をクラッシュさせます。
この症状はウイルスの感染の有無には関係なく、MS03-026の修正を施すことによって回避が可能です。
 

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