第11章 インターシンクツールの使い方


情報社会の現在、幅広く使われているコンピュータおよびインターネットでは、ユーザーニーズによって情報を相互交換することが可能です。コンピュータ上のソフト及び情報は、ネットワークやインターネットを利用し最新の状態を維持することが必要であり、コンピュータから簡単に情報にアクセスすることや、最新情報にいち早く更新することが必要とされています。

現在、様々なコンピュータ用のシンクロプログラムが存在します。これらのプログラムを利用し、コンピュータ上の情報を活用することが可能です。例えば、Microsoft OutlookとPocketPCの情報をシンクロナイズすると、コンピュータ上のデータとアクセスすることができます。

※1 現在のInterSyncバージョンでは、Netscapeアドレス帳とのシンクロナイズは対応しておりません。

InterSyncは個人の情報をシンクロナイズさせる本格的なツールです。
Microsoft Outlook、Outlook Express、PocketPC、Palm、宛名職人、サイボウズなど、
InterSyncを利用すれば、直接携帯電話のデータとシンクロナイズさせることが可能になります。
どうぞ、このInterSyncを存分にご活用ください。




■シンクロナイズロジック

携帯電話上のデータが変更された場合、また各デバイス間のデータを携帯電話に反映させるために、InterSyncを利用して情報を更新することが可能です。この章ではデータがどのように更新されるかご説明いたします。

通常、連絡先情報(アドレス帳)は個人連絡先情報と連絡先グループの2種類に分けられます。前者は名前、電子メールアドレス、自宅住所などのような個々の連絡情報、後者は連絡先情報のグループになります。

InterSyncでは、異なるコンピュータ・ソフト間において、連絡先情報(アドレス帳)の個人連絡先情報の名前とメールアドレスが同じ場合、「2つの個人連絡先情報が同じである」と認識されます。また、同じ名前の2つのグループがある場合、「その2つのグループも同じグループである」と認識されます。


※フィールドマッチングキー
■アドレス帳
携帯電話 → 「名前+メールアドレス1+電話番号1」
グループ  → 「グループ名」

■スケジュール
携帯電話 → 「日付+開始時間+件名」

携帯電話・デバイス間で名と名前(姓+名)のように、同じフィールドでも入力方式が分かれている場合、同じ内容の情報であってもマッチング関係が成立しないことがあります。詳しくはメイン画面右側メニューから「シンク互換表」をご覧ください。

InterSyncのスケジュール機能はシンクロナイズを実行する日より3日前から未来に向けてのスケジュールに対してシンクロナイズを行います。時間はお持ちのPCの時間を基準に設定しておりますので、スケジュールのシンクロナイズを行う場合は必ずPCの時間設定を一度ご確認のうえ、お試しください。




■InterSync 画面について
馴染みやすいGUIで、大変使いやすいツールとして登場。
右側のメニューからスケジュールとスケジュールの設定は簡単に切り替えが可能。
設定後は、ボタン1つでスタートします。最終設定履歴を記憶しておりますので、再度 起動の際の煩わしい設定の手間も省けます。

@インターシンクバー…クリックすると右側操作エリアに、インターシンクのトップページが表示されます。
Aメイン機能エリア…アドレス帳またはスケジュール帳のシンクロナイズとインポート操作を行います。
B設定メニュー…アドレス帳またはスケジュール帳のデバイス設定とシンクロナイズ設定を行います。




■InterSync アドレス帳設定
InterSync アドレス帳/デバイス設定

InterSyncのスタートボタンをクリックする前に、アドレス帳とシンクロさせたいデバイスを選択してください。選択方法は右側メニューから「アドレス帳」→「デバイス設定」をクリックすると、下図のような設定画面が出ます。こちらからアドレス帳とシンクロナイズを行いたいデバイスを選択してください。


@アドレス帳デバイス設定…携帯電話のアドレス帳と同期を行うデバイスを設定します。

 

InterSync アドレス帳/シンク設定

InterSyncがのスタートボタンをクリックする前に、シンクロ方式の設定を必ず選択してください。選択方法は右側メニューから「アドレス帳」→「シンク設定」をクリックすると、下図のような設定画面が出ます。こちらからアドレス帳とシンクロナイズを行いたいシンクロ方式を選択してください。シンクロナイズの方式に関しては下記説明をご覧ください。

 @アドレス帳シンクロナイズ設定…携帯電話のアドレス帳と各種デバイスの同期方式を選択します。


アドレス帳 シンク設定

1. 携帯電話 <--> デバイス (“追加”)の場合:
携帯電話と選択されたデバイス・データを合わせます。
例:
携帯電話のデータ:(DATA1, DATA2, DATA3);
デバイスのデータ:(DATA3, DATA4)

シンク後:
携快電話のデータ:(DATA1, DATA2, DATA3, DATA4)
デバイスのデータ:(DATA1, DATA2, DATA3, DATA4)

例の中では、データ“DATA3”は携帯電話とデバイスの両方に存在します。この場合は、携帯電話のデータを優先とした場合、デバイスの“DATA3”は携帯電話の“DATA3”に入れ替えられます。デバイスのデータを優先とした場合、携帯電話の“DATA3”はデバイスの“DATA3”に入れ替えられます。

2. 携帯電話 --> デバイス (“上書き”)の場合:
デバイスのデータは完全に携帯電話のデータに上書きされます。デバイスの元データは消去されます。

3. 携帯電話 <-- デバイス (“上書き”)の場合:
携帯電話のデータは完全にデバイス・データに上書きされます。携帯電話の元データは消去されます。

■■ご注意■■
アドレス帳のシンク設定で上記(1)の優先を選択した後に、デバイス設定でシンク対象デバイスの設定を変更すると、シンク設定の優先の選択が初期値の「携帯電話」に戻ります。




■InterSync スケジュール設定
InterSync スケジュール/デバイス設定

InterSyncのスタートボタンをクリックする前に、スケジュールとシンクロさせたいデバイスを選択してください。選択方法は右側メニューから「スケジュール」→「「デバイス設定」をクリックすると、下図のような設定画面が出ます。こちらからスケジュールとシンクロナイズを行いたいデバイスを選択してください。


@スケジュールデバイス設定…携帯電話のスケジュール表と同期を行うデバイスを選択します。

 

InterSync スケジュール/シンク設定

InterSyncがのスタートボタンをクリックする前に、シンクロ方式の設定を必ず選択してください。 選択方法は右側メニューから「スケジュール」→「シンク設定」をクリックすると、下図のような設定画面が出ます。こちらからスケジュールとシンクロナイズを行いたいシンクロ方式を選択してください。 シンクロナイズの方式に関しては下記説明をご覧ください。

 @スケジュール帳シンクロナイズ設定…携帯電話のスケジュールと各種デバイスの同期方式を選択します。


スケジュール シンク設定

1. デバイス --> 携帯電話 (“追加”)の場合:
デバイスのデータを携帯電話側データに追加する。デバイス側に元々あったデータには変更がありません。

2. デバイス --> 携帯電話 (“上書き”)の場合:
デバイスのデータは完全に携帯電話側に上書きをする。携帯電話側にあったデータはクリアされます。同じフィールドマッチングキーが存在する場合、シンクロナイズ先の情報がシンクロナイズ元の情報によって変更修正されます。フィールドマッチングキーに関してはこちらをご覧ください。




■InterSync インポート設定

InterSyncのインポート機能とは選択したデバイスのアドレス帳データまたはデバイスのスケジュールデータを読み込み、そのデータをファイル保存するための機能です。 (ファイル形式はXML形式になります。)インポート機能を起動するには、インポートするデバイスを選択してインポート開始をクリックしてください。起動させる前にデバイスを選択していない場合、 デバイスの選択を促すメっセージが表示されます。

 @〜Aインポートの開始…デバイスのアドレス帳、スケジュール帳のインポートを開始します。




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